夜廻り猫 1

夜廻り猫 1
深谷かほる


人知れず頑張っている人、泣いている人…。そんな人に寄り添い励ますために夜ごと廻る猫の『遠藤平蔵』。ご飯をもらいながら人の話に耳を傾ける、半纏を纏った野良猫の生活を8コマ漫画で。

 

主人公の平さんは人と話せる設定。
泣ける話ばかりなので涙活したい人にオススメ。
扉絵(?)に時々あるリアルバージョンの猫絵も可愛くて見どころです。

人間の理不尽さに嫌気がさしますね。
本当猫っていい生き物。笑
まぁ、人って色々事情があるよね、という感じです。

あと飼い猫だけど、宙さんも話しますね。
宙さんと先生のお話が好き。
ご馳走が手に入ったよって、町内の猫を招いたり。
余裕があるって大切ですよね。

作者の実話なんか出たりして、
他人の人情味ある行動に幼少期から触れていたから
こういう話が描けるんですね。

孫が一人でカレーを作るのを平さんがこっそり手伝ったり
生前お世話してくれた娘の前に猫の姿になって現れたり
ほぼほぼいいお話なのですが、
スカッとするのは
会社の上司のご機嫌とりに猫を持ち帰った夫と猫を蹴飛ばす息子に対して、記入済みの離婚届を置いて出た妻の話。何も言わない相手には何をしても許されると思っているタイプ嫌いなんですよね。モラハラは精神の殺人鬼ですからね。笑


猫漫画を紹介した1週間でした。
この後はジャンル等ランダム更新です。
年内は毎日更新を目指しますが、
年明けからは不定期更新で、買ったものの紹介なんかもしていく予定です。

 

 

 

ねこまき 1

ねこまき 1
ミューズワーク

大阪弁で話す猫の兄弟のゆるギャグ日常漫画。

 

1コマフルカラーで進んでいくゆるーいお話し。
動物同士だけは喋れる設定ですね。
線が柔らかいクレヨン風で味がありますね〜。

「病院行ったんちゃうの?
 なぁ兄ちゃん〜」
「今日からはねーちゃんや」

ボケとツッコミが絶妙です。

上のゆるギャグが好きなら
猫好きじゃなくても面白いと思いますよ。
夜のグダグダしたラジオとか好きな人は好きそう。

特に目新しい刺激はないのと、
ページ数少ないので読み応えが欲しい人には物足りないですね。

 

猫絵十兵衛御伽草紙 1

猫絵十兵衛御伽草紙 1
永尾まる


時は江戸、猫又のニタが魂を入れたねずみ除けの猫絵を売る、猫丁長屋に暮らす絵師の『十兵衛』。猫にまつわる不思議な話はここにあり。

 

自分を犠牲にしてまで…なんて猫って忠義者なんだろう。
と錯覚しそうな程の人情物ですね。
こんな純粋な心、現実世界では見られない。
ハンカチなしには読み進められないわ。


今回の猫漫画は猫又が出てきます。

猫又は長生きした猫が妖怪となった生き物ですね。
というわけで、
普通の猫は喋りませんがニタ含め猫又と、
また猫又同士の会話が面白くて見所ですよ。

普通の人間には知られてはいけないので
基本、十兵衛しか猫又達とは話しません。
なのでもどかしい事この上ない、なんて時もあって。

ほぼほぼ感動物なので、
猫漫画で涙活したい!って人におすすめ。
江戸の長屋物好きな人にも。



猫mix幻奇譚とらじ 1-11

猫mix幻奇譚とらじ 1-11
田村由美

知恵を手に入れたねずみの組織の一員『魔法のねずみ』は動物を獣人化することができる。その能力によって猫mixとなった子猫『とらじ』。飼い主の少年『リオ』は魔法のねずみにさらわれてしまい残されたとらじはリオの父親、勇者『パイ・ヤン』とリオを探す旅に出る。

ファンシーファンタジー冒険獣人猫まんが。

 

なんと言っても、主人公とらじの可愛いさったらないですね。
ねずみが敵として登場するんですが、悪意のないねずみもいて一緒に遊んでしまっているところとか、協力的なねずみまでいて。それぞれの関係性も面白いです。

とらじは
ミッションなんて言葉に弱かったり、他の子に嫉妬したり、
人間の子供のように表情も感情もコロコロ変わって見逃せません。

魔法のねずみは、リオ捜索のヒントを次々と与えていくのですが、
世界のあっちに行ったり、こっちへ行ったりと冒険の日々です。

仕事大好きで家庭を省みないから出世したパターンの勇者も
とらじと接しているうちに親心が芽生えていくわけです。

なんだろうな、
メカメカしてなくて、可愛くてファンシーな毛が強いけど
デジモン(初代)とか好きな人は好きなんじゃないかな。
人間ドラマあり、人の言葉が喋れる人外がいたり
色々な世界を旅したり、敵の組織があったりと。

作者が田村さんなので、心理描写も作画もうまいですね。



↑1-12のセットがないので、1巻と11巻だけ。

おじさまと猫 1-2

おじさまと猫 1-2
桜井海

ペットショップで成猫になってから買われたエキゾチックの『ふくまる』。飼い主は妻と死別したイケメンおじさま。おじさまと猫のハートフルドラマ。

 

ハンカチ推奨もの。
涙なしには読めません。笑

少しずつ心を通わせていくのが素敵な作品ですね。
猫の細かな動きがとても可愛い。

 

猫はまたたび 1-2

猫はまたたび 1-2
一色美穂

 

変態的に猫が好きな『星垣タモツ』。猫4匹を飼っているが外でも猫を見つけると仕事中にも関わらずついて行ってしまったり、猫のためならスーツの袖も切るほど。猫バカ達のギャグ四コマ。


クスッと笑える猫話し。登場人物達の猫バカっぷりが笑えます。
猫を助けると仕事(保険の営業)が取れる。
猫の(飼い主からの)恩返し半端ない。笑
本編は四コマ式で描かれているのと
ギャグなのでどこから読んでもついていける内容。

作者のwiki見てきましたが、経歴が面白い方なんですね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E8%89%B2%E7%BE%8E%E7%A9%82


これ多分どっかで先に読んでましたね。
え、この猫まんがより面白い。笑
同じ作者とは到底思いつかなかった。これは才能大有りですね。
https://ameblo.jp/mannari/day-20120429.html

 

しらたまくん 1-12(完結)

しらたまくん 1-12(完結)
稲葉そーへー

喋る天才高校生男子猫の日常。
世界で一人だけの人間として認められた猫「白玉雄介」は、控え目で大人しい性格だった為、周りから敬遠されがちだった。高校生デビューを目論んでいたが自己紹介は空振りだったが、後ろの席の天然少女「鈴川葵」に絡まれ振り回される学園コメディ。

 

kindleで一番最初に購入したもの。
私は猫に弱い。

見た目猫そのままなんですよね、可愛い。
二足歩行でもなく四足歩行、可愛い。
服は上半身のみ着用、可愛い。

消極的な現実主義が強い性格で
知性理性はあるんだけど、
「いいよ」とか引いてしまう控え目な所魅力的ですね。

ヤングジャンプコミックスって言われると
あーそんな感じっていう作風。
よくある学園モノの雰囲気なので、
猫メインでなければ買ってないと思う。